【 雪降るコートハウス 】

日々の生活を明るく楽しめるよう、空が見える2階リビングと中庭が特徴の住宅です。中庭から取り込まれた光と風が各室へと分配されていきます。外壁はガルバリウム鋼板と木製ルーバーの組み合わせ。

2階のリビングからはウッドデッキのバルコニーに出ることができます。道路から見えにくい木製ルーバーの陰には、洗濯物も干せるようになっています。

ビルトインガレージと玄関アプローチが一体なので、車に乗り降りする時も雨や雪を気にしなくて大丈夫。木製ルーバーの向こうは中庭になっていて、視線を遮りながらも光と風が通ります。

2階のリビングはバルコニーに向かって徐々に天井が高くなっていて、最大3.5mの高さがある広々空間。床には無垢のナラフローリングを使い、壁と天井はペイントで仕上げています。

高い天井に加えて、より開放感を得られるように窓もできるだけ大きく。リビング続きのバルコニーには中庭からも上って来ることができます。

リビングから南側を見ると、隣家が建っています。中庭空間をはさみ、かつFRPグレーチングのスクリーンを介することで、隣家の気配を拡散しています。

アイランド型のキッチンは厨房メーカー製作のオリジナルで、IHヒーターや食洗機を選んで組み込んでいます。背面のカウンター収納も合わせてデザインし、冷蔵庫はリビングから直接見えない位置へ。

キッチンから一歩踏み込んだ場所にある第2のカウンター収納。このコーナーはリビングから直接見えないので、気兼ねなく食材を広げたり分別ゴミを置いておいたりできます。食品庫も備えた充実のバックヤード。

中庭に向かって大きな窓がある、1階の個室。木製ルーバーで視線を緩やかにコントロールしつつ風を通します。冬の日は、雪降る中庭となります。

洗面は浴室との間に透明ガラスを入れてより広く明るく。造り付けた洗面台のモザイクタイルがキュートな雰囲気です。

白いハーフユニットバスと、壁にも白いタイルを貼った爽やかな浴室。船舶照明を組み合わせてクールな印象に。

トイレの床には大判タイルを使用して、温かみのある色味の空間に。

オブジェのような軽やかなスチールの階段は、下半分が回り階段になっています。ガラスを上部にはめたドアをブルーグレーに塗ってお洒落な雰囲気に。

夜になると木製ルーバーからサラサラと光がこぼれます。家に帰って来た時、我が家の窓から暖かい光が見えていると嬉しいですね。光は街を照らし、街とつながります。たくさんの思い出がこの家から生まれますように!

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